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メジナ

メジナは雑食性で、その腸は他の魚に比べて格段に長く、植物を消化し栄養として吸収できるようになっています。水温が高い夏は、エビ、カニ、小魚を食べ、冬はハバノリやイワノリ等の海藻を中心に食べます。成魚は約50㎝の大きさになり寿命は7年位といわれています。
刺身や塩焼、かす漬け、みそ漬け、フライ、唐揚げなどの料理があります。
メジナは九州ではクロと呼ばれ、北浦は、クロ釣りのポイントとしても知られています。

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キビナゴ

キビナゴはウルメイワシ科の仲間で、マイワシ同様、外洋性で大きな群れで行動します。体側に幅広の帯があるのが特徴です。
周年日向灘で獲れる魚で、通常暖流の影響を受ける沿岸域に生息していますが、産卵期には沿岸に移動します。
料理は、刺身、天ぷら、煮物、干し物などがあります。

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サバは春から夏にかけて日本の沿岸各地で産卵し、秋になると体力回復のためイワシやアジ、イカ等をたくさん食べ脂がのることから秋が旬の魚と言われています。
冬になり水温が下がると水深100m以上の深い所で生活し、水温の上昇とともに浮上し沿岸に移動します。
料理は味噌煮、竜田揚げ、塩焼等が有名です。

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アジは、日本周辺の海で年中獲れる沿岸性の回遊魚です。
体の側線にゼイゴと呼ばれる大きな麟が肩から尾の付け根まで並んでいるのが特徴です。稚魚の頃は、流藻やクラゲの下等について漂流し、体長が5~6㎝になると岸近くまで移動します。そして、10㎝位になると次第に沖の方へ移動し、定置網やまき網等で獲られるようになり、大きなものになると40㎝位になります。
刺身、煮付け、塩焼、フライ等でおいしく食べられます。

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マイワシ

成魚の全長は30cmに達しますが、20cmくらいまでの個体が多く、体は上面が青緑色、側面から腹にかけては銀白色をしています。また、体側に黒い斑点が1列に並んでいます。
身は柔らかく、食用での用途は、干物(目刺、丸干し、開き)、塩焼き、煮付け、缶詰、酢の物、刺身、たたき、魚肉練り製品(つみれ、蒲鉾、竹輪)など非常に幅広い用途で利用されています。

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マダイ

日本人にとってお祝い事の料理として最もポピュラーな魚です。
体色は鮮やかな赤で、青く小さな斑点があります。
毎年6月に稚魚を入れ、2年~3年養殖し、2キロぐらいのサイズで出荷します。
近年の養殖のマダイは、餌の改良や養殖方法の改善が進み「天然をこえる」と言われるものも出てきています。マダイの旬は冬から春にかけてで、このころのマダイは産卵時期をひかえ、桜の花の咲くころの旬のマダイを「桜ダイ」といいます。

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ブリ(ハマチ)

10月~翌年5月頃まで獲れる魚種で、12月から2月の冬季に旬を迎え、この時期のものを寒ブリと言います。
産卵前の体長1m、重さ7~11㎏位の寒ブリが特に美味しいと言われています。
ブリは成長とともに名前が変わる出世魚と言われています。
刺身,すし種,照り焼き等で賞味されています。

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ヒオウギ貝

赤や黄色、紫などの鮮やかな殻をもつ2枚貝。比較的暖かい海の水深20mまでの岩場に生息している。
8cm以上が出荷サイズとされ、秋から春が旬とされていますが、年中出荷されており、近年ではギフト商材としても需要があります。

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ひじき

ヒジキは主に食材として利用されます。干ひじき(ほしひじき)として販売されることが多く、生きている間は茶色~褐色ですが、加工するにつれ真黒になります。
干ひじきは、水で戻してから醤油、砂糖などで煮て食べる「ひじきの五目煮」がポピュラーですが、豆腐やおからなどに混ぜた「しらえ」も地元の人に古くから愛されています。北浦のひじきはのびきっていない新芽を刈り取って製品としていますので、柔らかいのが特徴です。近年はひじきご飯に加え、サラダ、酢の物、天ぷらなど幅広い料理に利用されています。

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八郎サバ(プライベートブランド魚)

日向灘で生きたまま漁獲した夏が旬のゴマ鯖を、北浦湾内で5ケ月以上無投薬蓄養し、600グラム以上で出荷しています。出荷前に餌止めし胃内容物を完全に除去し肉質を安定させます。甘味があり脂がのっています。